女性ホルモン増やす 方法

HRTとDHEA

老化が原因で起こる不調に対しての治療法に、HRTとDHEAの補充療法があります。
HRTは不足している女性ホルモンであるエストロゲンを補う治療に対し、DHEAは不足している副腎から分泌される男性ホルモン系の成分を補う治療法です。
よってHRTは乳房や子宮、膣などに作用しますが、DHEAは作用しません。
しかし、活力増強効果が非常に高いため、疲れやすい、やる気が出ないなどの不調を感じる人とってはもってこいの成分です。
また、抗動脈硬化作用、抗肥満作用、抗糖尿病作用、骨密度の改善など、加齢の影響を受けて現れる症状全般を予防、改善する効果がわかっています。
さらに、長寿の人は、DHEAの血中濃度が高い一方、アルツハイマー型認知症など加齢性疾患がある人には非常に低いことから、抗老化ホルモンとも呼ばれ、近年注目されています。

 

HRTは美容効果に、DHEAはスタミナアップにと、併用される方もいます。
どちらも副作用の少ない、安全性の高い治療法です。

HRT治療と乳房、膣の老化

加齢にともなう女性ホルモンの減少で、女性の体はさまざまな不調をきたします
そんな不調を取り除いたり、老化の速度を遅くするための方法として近年注目されているのがHRT治療です。
飲み薬や張り薬などを用いて、エストロゲンを補う治療法です。

 

エストロゲンは性ホルモンですから、乳房内の乳腺や膣にも作用します。
年齢とともに乳房のハリがなくなったり、膣の潤いが不足するのは、エストロゲンの減少により老化が始まっているためです。

 

そこでHRT治療でエストロゲンを補充すると、乳腺が刺激され乳房に張りが出てきます。
また、膣粘膜の上皮細胞の新陳代謝が活発になり、厚みが維持されるとともに膣を潤させる粘液の分泌が増え、膣内の潤いが保てるようになります。

 

50歳以降の女性の半数以上が悩んでいる性交痛も改善できるのです。
なかなか人には相談しにくいデリケートな部分である乳房や膣の悩みも、HRT治療を受けることで若々しさを取り戻すことができ、悩みも解消できるようになります。

HRT治療と美肌

HRT治療とは、卵巣機能の低下による女性ホルモンの分泌不足を補うための治療法です。

 

この治療で、一番はじめに実感できる効果は、肌への影響です。

 

肌の線維芽細胞にエストロゲンの受容体が多数存在します。
その受容体にエストロゲンが多く入り込むことで、肌の内側から支えるコラーゲンや保水成分のヒアルロン酸を増加させることができます。
しかし、加齢とともにエストロゲンの分泌が減少するため、受容体の中がからっぽの状態。
コラーゲンやヒアルロン酸の分泌も低下してしまうのです。
これが肌の老化の原因です。

 

そこで、HRT治療でエストロゲンを補充します。
受容体にエストロゲンが沢山入り込み、コラーゲンやヒアルロン酸の分泌を促すのです。
その結果、シワや乾燥、たるみ、加齢に伴う肌の萎縮などが改善されるということになるのです。
肌のハリも戻り、シャワーを浴びた後に、水がはじくようになるなど、若い頃のような感覚を取り戻すことも出来ます。
肌の改善はもちろん、これから先の肌老化の予防にも効果的です。

HRT治療と骨・関節のエイジング

女性ホルモンの分泌は加齢とともに減少します。
そしてさまざまな心身の不調をもたらすのです。
それを改善させるための治療法がHRT治療で、不足したエストロゲン補充するといったとてもシンプルな治療法ですが、即効性が期待できるということものあり、多くの女性から支持されています。

 

エストロゲンはコラーゲンの新陳代謝を促進させる働きがあります。
エストロゲンが不足することでコラーゲンの生成も減少することで肌が老化してしまいます。
そしてコラーゲンは肌だけでなく、背骨を構成する椎間板や膝関節の軟骨など、全身の骨そのものの構造にも作用しています。
よってコラーゲンの減少は、骨や関節などにも悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

膝が痛む変形性膝関節症が女性に多く、50歳ごろから急増しているのはエストロゲンの減少が原因だと言われており、HRT治療を受けることで起こりにくくなることがアメリカの研究で明らかになっています。
骨折したとしても若い頃であれば治りも早いですが、60歳以降だと寝たきりになったり、寿命が短くなったりする確率も高くなりますので、骨や関節を若々しく保つための対策は早めにとったほうが良いでしょう。